2014年10月27日月曜日
録音する時。
ずっとHOUSEGROWではパーティー当日には先着で僕らのMIXCDを配ってきて、もう個人的にも何枚作ったのかな。
録音はライブミックス以外は、自分の部屋でもちろんやるんだけど、録る前に収録するレコードは全てスプレーかけて拭きとって、きれいな状態にしておくのはもちろんなんだけど、一枚一枚の音量というか音圧を確認していますね。
曲によっては音量の低いものがあるから、次に曲を繋ぐ時、音のレベルが下がらないようにDJミキサーのレベルメーターは黄色でマックスの所に合わせています。
使う曲もターンテーブルにのせて、すぐに繋いでいくのもあるから、写真にあるように収録曲が16曲あったら、音量を調整するトリムのレベルを事前に紙に書いて、ブースの前に貼っておくんですよ。
12って書いてあったら、時計の12時の位置にトリムを合わせておきます。
12.1ってあるのがおかしいですね。
12じゃ駄目だったんですよ。12を超えて、12.1くらいだったら黄色がマックスになるんですよ。
12.5も笑いますね。1時に合わせると赤が出ちゃうんで、12.5がちょうど良かったんです。
10.5とかもありますね。
ミックスする時のDJミキサーのフェーダーの上げ下げは、2小節で一目盛り上げていくんですね。下げる時も同じです。
歌ものなんかはトラックにのせてじっくり聴かせるようなミックスが好きなんで、フェーダーを1から5までジワジワ上げていって、5でキープするんですね。
クラブでのプレイの時ももちろん同じですね。
DJブースのモニタースピーカーを落ちついてじっくり聴きながらやっています。
ひたすらピッチコントロールを押さえながら、キープして、歌をうっすら、やんわりと聴かせていくんです。
「ここだ」って思ったところからまたフェーダーを上げていって10までいったらLOの入れ替えをしていくんですけど、それもLOを一目盛りずつか、半目盛りずつ少しずつ上げていくんですね。
LOの入れ替えが終わったら、かかってた曲のフェーダーを下げていきます。
なんかマニアックな話ですね。
録音する時は家に誰もいない時ですね。
気合いを入れて、集中して80分のミックス作業に入ります。
そして、一発で録り終える。
うーん、素晴らしい。
(KENJEE)