2010年6月27日日曜日

ウルグアイ代表。

ウルグアイ、韓国戦はいい試合でした。韓国はどの試合でもチーム全体がすごくいい動きをしていて、過去のワールドカップの試合を見ても、負けはしましたけど、今回はベストのチームでしたね。

その韓国に勝ったウルグアイの事、書きたいと思います。

今はFCヨットマンに所属している私、王将ばやし けんじですが、高校生の時、ウルグアイで約2か月間、生活してました。

サッカー部が気合い入っていて、コーチにウルグアイ人のロドリゲスっていて、ウルグアイの17歳以下の代表監督してた人でその人のつてで、春にウルグアイ遠征ってあったんです。人数も25人くらいで行って、羽田~ロサンゼルス~ブラジルのリオデジャネイロ~サンパウロ~アルゼンチンのブエノスアイレス~ウルグアイのモンテビデオ空港に到着するまで35時間くらいだったと聞いています。

宿泊する所は1年目はラプラタ川のすぐ近くの馬小屋みたいなとこで、2年目はホテルなんですけど、そこのホテルは従業員があたり前のように物を盗む。毎日、誰かが何か盗られていました。

2日に1回のペースで現地のチームと試合をやっていました。南米チャンピオンでトヨタカップでも来日しているペニャロールやナシオナルモンテビデオともやりました。

試合のない日は練習で、90年のイタリアワールドカップに出場していた主将のデレオンや点取り屋のアギレラ、サラレギとかも僕らの練習に参加していました。

今考えると、すごい話ですよね。紅白戦で、アギレラにセンターサークルあたりから、強烈なロングシュート決められたのは今でも覚えています。アギレラは当時セリエAのトリノに所属していたらしいです。

夜は試合を見にいく事もあって、南米一を決めるリベルタドレース杯。トヨタカップに繋がる大会で、、ウルグアイの国立競技場は超満員。ペニャロールとベネズエラのバルセロナとの試合で、ペニャロールが圧勝でした。テレビで見るように紙吹雪がまっていました。

オフの日は観光や買い物、現地で世話係をしてくれたプジェロさんって人の家でバーベキューしたり。

肝心の現地のチームとの試合結果はどれも惨敗でした。ペニャロールに7-0とか。テクニックとかスピードとか、全然違いました。中盤でのプレッシャーもすごくて、簡単にボールをもたせてくれないです。

田舎町に行って試合をすると、控え室のカギが壊されて、スパイク盗られたり、クリアーして外に蹴ったボールをそのまま、試合を見にきてた子供がボールを持っていってしまったり。そんなことはけっこうあって20個くらいボールがなくなりました。

やっぱり貧しくて、生活のためにサッカーをやっていて、そこが一番感じた事かな。

ウルグアイでの生活はワールドカップの年になったら、すごく思い出します。今回のウルグアイ代表はすごくいいチームみたいだし、それこそ、4強、優勝も出来るんじゃないかと思って、試合を見て応援してます。
(KENJEE)